人それぞれの地獄

 

今日は病院に行ってきた。形成外科!

たった4駅先の病院だったけど地下鉄には大学生がたくさん!久しぶりにぐわーっと緊張して、そのなんとも言い難い「死ぬかも」な感覚で昔を思い出したりした。

でも「どんなふうにここから良くなっていくのか楽しみやな~」みたいなことを考えてる自分に我ながら成長を感じた・・・いつの間にこんなこと思えるようになったんだろう。

 

そんなわけで今日は最近感じることについて書こうかな!

思ったことをぶちぶり切り離して書いていくだけ・・・

 

 

考え方の変化を簡単に「成長」なんて言ってるけど、いざこうやって考えてみると成長なのか・・・?と変なふうに思う。それくらい長かったから。成長がゆっくりすぎて分からない・・・でも、毎日全力で生きてるのは自信を持って言える。(休憩も含めてね)

去年の真ん中くらいから、バイトとか友達関係とか学校とか、本当に辛くて、でもいい意味で刺激的な毎日を送って、今年の夏くらいにやっと「私はこのやり方で間違ってなかったんだ」と思えるようになって(それまでが本当に長かった)、今日には「私はもう大丈夫だ」って確信した。

確信したっていうのもけっこうぼんやりしてるんだけど、今日だって満員電車で倒れそうになったり、どちらかというと自分の変わってなさを悟るような一日だったんだけど、なぜかいろんなところで「今の私は違うんだよな~」「昔の私はこうだったよな~」って過去の自分を完全に切り離した考え方を自然としてて、今日こうやって文字にしようと思った時に初めて あっこれが成長なんだって確信した。

「辛い」が「辛かった」、「できない」が「できなかった」と思えるようなことが増えたのに気づいたのは本当に最近。でも私にはまだまだ「できない」「怖い」と思うようなことがたくさんあるし、自分を勝手に制限しちゃってる。だからこれからも「自分の考えを大切にする」「人にも自分にも優しい気持ちで生きる」「自分を許してやる」という気持ちを大切に少しづつ頑張っていきたいと思っている・・・まあ自分はまだまだ再生の道の途中で、これからも「できない」を「できなかった」に変える努力をしていくんだけど、今日ここに書いたことに気づけた時点でだいぶ御の字だと思ってる。

 

 

 

(ここから不安障害について)

 

なんというか、一番酷かった時期は「自分で自分の可能性を決めつけてなにもできないでいるって!?そんなわけないだろ私は完全に全力で生きてる!これが限界だ!やれることは全部やってる!けどこれが精一杯なの!あれもこれも私にはできないの!私のせいにしないで!」ってマジで思ってたけど、今考えると当時の私は自分に無意識に制限をかけまくっていたし自分の限界を勝手に決めていた(当時はそんな簡単なことに気づけないほど・・・だった)。「自分にはできないから」といって諦めてしまうのは確かにもったいない。実際どうかだなんてやってみないと分からないのに・・・とも思う。

けど・・・当時の私を「考え方が狭い」「そんなんだからお前はこうなんだ」なんて言って責めることは絶対にできない。いま傍にパニック障害はじめ不安障害の人がいたとしても絶対言えない。ていうかそんなこと思わない。

確かに私の患った不安障害は、言っちゃえば「考え方しだい」でなんともなると、ほとんど良くなった今は思える。

でもそんなこと言われても、やっぱり「そんなんなら私はとっくに治ってるわ!!!!」に限るんだよね。

「昔はできたんでしょ?」「こんなことなんでもないのに」「心の病気なんてただの思い込み」「勝手に限界を作ってるから悪い」とか、もちろん私の思ってる「考え方次第で~」もだけど、そういう自論を人に押し付けるのは絶対に間違ってる。

 

私も今でこそ「考え方次第で~」とか思っているけど、辛い思いをしている途中の人にそんなことは絶対言わない。だってそんなこと言っても良くならないし!タイムスリップして辛い時の私に会えたとしても絶対言わない。

確かに「こんなことなんでもないのに」「心の病気なんてただの思い込み」とか思う気持ちもわかる(これはきつい言い方のものだけど、実際は優しい言い方でけっこうえぐいやつもある)。仮にそれが事実だったとしても、その事実を突きつけたところで絶対良くならない。

だから、病気をどうこうしようと思うんじゃなくて、まずは「辛かったね」と言える人が増えるといいなあ~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

って思うんだけど、これってけっこう自分勝手だよなーとも思う。

そういうことを言ってくる人ってほとんど「似たような経験」をしたことがない人だから、そう言うのもしょうがない。心配からくる発言ってこともあるし。

でもさ、やっぱり面と向かってはっきり言うことなくな~~~い?特に明らかに暴言のようなこと言う人!!!まあ酷い言い方をしてくる人は心の中で呪いかけときゃいいんだけど(でも辛い時はほんと傷つくんだよね)。

 

まあ・・・。

(暴言タイプの人は置いといて)「不安(に限らず)障害の人」と「そうじゃない人」にはどうしても考え方の違いがでる。ここでどっちのことも責めちゃいけない。お互いが「ふーん、貴方はそう思ってるんですね。私はこう思ってるんですけど、これじゃどうだめなんですか?」とかいうように「自分」も「相手」も否定せずにゆっくり話を進めるのが大事だと思う。

 

私はパニック障害者だったからその話しかできないけど、同じパニック障害にもたーーーーくさんあって、「私の時はこうやったから」「あの人はこうやって治ったから」とか言って人に治療法を強要するのも絶対いけないと思う(もちろん参考にするのはいいと思うけど)。

病名は同じでもひとりひとり違う名前の人間。家庭環境やそのひとの性格、周囲の人間、ぜーんぶ違う。だから大雑把にこうすれば治りますよ~っていうのはあっても、それが絶対の道じゃない 自分に合った治し方が絶対にある。でもそれを見つけるのにはすごい時間がかかるかもしれない。探すあいだにはきっといろんな落とし穴にはまるように、できることが少なくなっていくと思う でも、絶対に道はあると思う。

諦めないで長い目でみて、これが正解!なんてものはないから探り探り頑張って欲しい(そこが一番辛いのに無茶言ったーーーーー!)。

 

話がいろんなとこにとっちらかっちゃったけど、私はここに殴り書きしたことをいつか誰かに生かせたらこんなに嬉しいことはないな~と思う。綺麗事で恥ずかしいけれど。

 

私はその可能性が少しでも広がるようにそういった方面の勉強を始めることにしたけれど(辛かった時期をすこしでも軽くしたいという気持ちもある)、不安障害に限らず辛い思いをしてる人を救うのは専門職のひととは限らないよね 本当に・・・。

めちゃくちゃ頭のいい人とも、めちゃくちゃ優しい人とも、家族とも親友とも限らない。本当に意外な人や物の、ほんの些細な出来事や一言がその人をいい方向へ向かせることがあると思う 

なので、どうか踏ん張って、辛い人の辛いものが少しでも早く消え去りますように・・・(と今は言うことしかできない)